太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌人2015年12月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年12月号 会員2 太田青磁 月を見て酒酌み交わす友あれば浮世のことは水に流そう 積もりたる黄色の絨毯踏みながら並んで歩く外苑の道 風すさぶ駅のホームで自販機の缶コーヒーに暖を…

第1回 「現代の歌人を読む会」のご案内

現代歌人のアンソロジーを読む会を東京駅周辺でやります。小高賢さんの『現代の歌人140』から毎月ふたりずつ取りあげてゆっくりと読んでいく形式で行いたいと思っています。第1回は12/26(土)10:00〜12:00 永田紅さんと斉藤斎藤さんの歌を取り上げます。申…

021:小(太田青磁)

会費制懇親会の会費欄時価と小さく記されており

020:亜(太田青磁)

亜熱帯植物園に生い茂る雑草よりもただ強くあれ

019:靴(太田青磁)

靴ひもを結ぶくらいのやさしさであなたの胸に鍵をかけたい

018:救(太田青磁)

救急車のサイレンが鳴る このときもどこかで誰かが生きるをやめる

017:画面(太田青磁)

地下鉄の人みな少しうつむきて手元の画面に心奪わる

016:荒(太田青磁)

信号で止まりたくない 荒川の土手の平地を自転車飛ばす

015:衛(太田青磁)

衛星に写されてゆく街並みはあと何日で生まれ変わるか

014:込(太田青磁)

手の込んだアリバイでしたあの人と同じ空気を吸わないための

013:刊(太田青磁)

季刊誌を作る 静かに流れゆく季節をつなぎとめおくために

012:おろか(太田青磁)

おろかとは知りつつ誘われるままに三軒目とか四軒目とか

文学フリマに行ってきました。

昨日の鳥歌会 with 倉野歌会の雰囲気をまとったままで、文フリに行きました。二日酔い気味の体を起こし、開場の11時近くになってからようやく移動をして、12時頃に会場に到着。前日や先週のイベントでお会いした方、関西文フリ、春の東京文フリでお会いした…

鳥歌会 with 倉野歌会に参加しました。

はじめての方でも気軽に参加できるをコンセプトとして全国各地で開催されている千原こはぎさんの鳥歌会と、未來黒瀬欄の倉野いちさんがこちらも初心者向けに開催している倉野歌会が合同して開催した「鳥歌会 with 倉野歌会」に参加しました。 参加者は18名、…

第17代うたの人が発表されました

17代うたの人の結果が発表されました。 http://utanohi.everyday.jp/hito/page.php?id=17うたの人は、毎日開催されるインターネット歌会「うたの日」の上位者だけが出詠できる、月間選抜大会です。出詠できなくてもコメントをつけることができるので、自分の…

「いまとここと現代短歌」第二部 座談会〈短歌と現代〉他

座談会のパネリストは石川美南さん、加藤治郎さん、木下龍也さん、永井祐さん、服部真里子さん、穂村弘さん【石川美南さん】 現代短歌はいつからはじまるか、自分が読みはじめた頃に活躍されていた一線の歌人、斎藤史さんや近藤芳美さん、自分が読んでテンシ…

「いまとここと現代短歌」幕間 朗読と独唱

フラワーしげるさん現代短歌をギターで弾き語り、ヒップホップやロック、シャウトを交えた魂のこもった歌声で千葉聡さんキーボードを片手に、現代短歌と古今和歌をあたたかく哀愁のある歌声で(千葉聡さんの歌はこちらから聞けます) https://www.youtube.co…

「いまとここと現代短歌」第一部 現代歌人シリーズクロストーク

松村由利子さんの『耳ふたひら』佐藤弓生さん評沖縄に移住した視点、パンは生活を表現するモチーフ、半濁音のあかるさ、静かなフェミニズム - 笹公人さんの『念力ロマン』江戸雪さん評タイトルに念力が戻ってきた、具体的な題材、とくに過去をたくさん詠んで…

いまとここと現代短歌に参加しました

中野サンプラザで開催された現代歌人シリーズコンベンション 「いまとここと現代短歌」に参加しました。1、現代歌人シリーズの既刊、及び近刊の著者による互選5首評2、フラワーしげるさん、千葉聡さんによる短歌の弾き語り3、石川美南さん、加藤治郎さん…

短歌人2015年8月号 20代30代競詠評「巧みな疲れ」

短歌人2015年8月号 20代30代競詠評「巧みな疲れ」光森裕樹評一枚の書き置き残し君が去りモノクロームの世界にひとり (短歌人8月号「ラムネの硝子」/太田青磁)幸せな場面とは言えないが、「書き置き残し君が去り」の漢字とひらがなが交互に並ぶ様子と、…

短歌人2015年11月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年11月号 会員2 太田青磁 喧騒を都会に残し山なみを窓に迎えるビューやまなし号 機械にて切り分けられて人の手でつつまれてゆく信玄餅は 鈴なりの赤き葡萄はやや酸くて黒き葡萄はず…

011:怪(太田青磁)

怪物やピエロが道を埋め尽くすハロウィン夜の渋谷スクランブル