太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第8回現代の歌人を読む会を開催しました(俵万智さん、荻原裕幸さん)(1)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 第8回現代の歌人を読む会を開催しました。この読書会もようやく軌道にのってきた感じで、参加したいと言ってくださる方も増えてきました。 今回は、はじめての方が4名もご参加くださって、あわせて9名で短歌を鑑賞し…

短歌人2016年11月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。今月の月詠です。 短歌人2016年11月号 会員2(太田青磁) あ 夕暮れのスカイツリーはあでやかにうす紫のひかりこぼせり 空へゆくチケット売り場に並ぶ列 異国の言葉に包まれており 一分を数えるまでのエレベーターわれら…

一歌談欒 vol.1(今橋愛「おめんとか」)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 各自が自分のメディアで一首評をする「一歌談欒」というイベントが始まりました。初回は今橋愛さんの歌です。 おめんとか 具体的には日焼け止め へやをでることはなにかつけること /今橋愛『O脚の膝』(山田航編『桜前…

うたつかい2016年秋号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 うたつかい2016年秋号に掲載された歌を紹介します。 「島を離る」 吾の名を呼ばれたようで振り向けば見渡す限り一面の海 急坂を斜めに昇るエレベーター グラバー園へと吾を誘(いざな)う 軍艦の姿に似たる島影は昭和の…

2016年8月号「20代・30代会員競詠」より(3)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 ひきつづき、短歌人8月号掲載の「20代・30代会員競詠」からいくつか紹介します。今回の参加者は「無人島へ持っていくアイテム」というエッセイを寄せています。実用的なアイテムを選ぶか、孤独の時間をどう過ごすか…

短歌人東京歌会に参加しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌人の東京歌会は芭蕉記念館での開催でした。 普段は池袋に行くことが多いのですが、地元開催はうれしいものですね。41首の歌を4時間かけて読みあいました。 芭蕉ゆかりの挨拶歌があったりと、いい歌がたくさんありま…

2016年8月号「20代・30代会員競詠」より(2)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 ひきつづき、短歌人8月号掲載の「20代・30代会員競詠」からいくつか紹介します。この特集には去年一度だけ参加したことがあるのですが、題をつけると一連が立ち上がってきますね。 「日はまた昇り繰り返してゆく」…

2016年8月号「20代・30代会員競詠」より(1)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌人8月号掲載の「20代・30代会員競詠」からいくつか紹介します。 勢いのある若手の歌を読むと気持ちが新たになる感じがします。 たれをかもしるひとにせむ真夜中の生放送のラジオ以外に /「消えたオアシス」天…