太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

短歌の活動です

2014年4月 短歌をはじめてみようと思う
2014年7月 読書メーターコミュニティ「夜な夜な短歌」参加
2014年10月 うたの日に投稿をはじめる
2014年11月 短歌人会入会、川田由布子氏の選歌・添削を受ける

2015年7月 髙瀬賞最終選考候補作「ステージのベル」
2015年10月 短歌人 卓上噴水「風のメロディ」掲載

2016年1月 NHK短歌 ジセタイタンカ「東下り」掲載
2016年5月 短歌人「Book Review」寄稿(8月号まで4号連載)
2017年1月 斉藤斎藤氏の選歌を受ける
2017年11月 1975年生まれ短歌アンソロジー「真砂集」発行

2018年1月 短歌人 会員1欄昇欄
2018年5月 個人誌「青磁の器」第一号発行

身辺雑記(1/14~1/20)

1/14(月)

連休の最終日。体調も安定しないのでのんびり過ごす。

王将戦を将棋連盟モバイルで見つつ、振り飛車党なので、手元の盤で後手の久保王将を持って並べてみる。やっぱり渡辺棋王は強すぎる。

併願校の出願手続きをネットで済ませる。画像をアップロードして、カード決済して、受験票を自宅のプリンタで印刷。手続きがかなり簡単になっていて時代を感じる。

1/15(火)

ちょっと忙しくなってきた。

年明けくらいからずっとアタマの中に靄がかかったようになっていて、簡単なことを忘れたり間違えたりしてばかりで、だいじょうぶか自分、となっている。

1/16(水)

うまく眠れない。眠剤を増やしてもらう。のび太がうらやましすぎる。

1/17(木)

健康診断。運動不足で甘いものを食べすぎていることを叱られる。市販のホットミルクティはたっぷりと砂糖が入っているので、甘いものを食べて甘い紅茶を飲むのはいかがなものかと。アルコールを控える代わりに甘いものは無制限になっていたので、こちらも少しずつ改善をしなければ。

1/18(金)

将棋に関する原稿を書きはじめる。プロ棋士と打とうとして、プロキシが出てきて、アタマのなかが80とか8080だなとかなって意味不明。

雑記的なものをブログに書くか note に書くか迷っている。更新しやすいのは note なんだけど、ブログはSNSをやらない方も読んでくださるかもしれず、手間は掛かるけれどしばらくは並行運用してみる。

1/19(土)

塾の本部校での直前特訓。インフルエンザがはやっているので、家で自習させたほうがよい気がするんだけど、本人が何としても行きたいというので都心まで出かける。

同じ校舎の生徒がいなかったのがよかったとのこと、ここまできたらモチベーションを上げることが大事なのかもしれない。

帰りにサイゼリヤで計算の復習。間違い探しをはじめてしまい時間を使ってしまった。とはいえ、家でやるよりははかどるのは大人も子どもも一緒。

うまいところにガチャガチャがあって見事に引っかかる。主人公2、サブキャラ1、サブキャラ2、犬1の構成なので2,3回やれば主人公が出るだろうと思っていたら、まさかの犬、さらに犬、そしてサブキャラが出てしまい、引きが弱いのは遺伝なのかとがっかり。

試験まで日がないので、こっそりアマゾンでぽちる。

1/20(日)

センターにも新年歌会にも参加しない1月3週目の週末はちょっとさびしい。

一日計算の日にする。問題を解かせて採点までは本人にやらせて、間違えた問題を一問ずつやり直す。という地味なことぐらいしか役に立てる方法がなさそうだ。

午後から図書館。「ねむらない樹」で気になっていた渡辺松男さんの『蝶』を借りる。

水滸伝を何度も読みかえしていまい、積ん読が減らない。

短歌人2019年1月号

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こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今年最初の月例作品です。

ハロウィーン明けたらやたら光りだすそれぞれの駅のイルミネーション
外苑に等間隔にならびたる銀杏幾本かは黄を帯びて
青山に霊園ありてたまさかなれど高祖父の墓参りたり
みんな飲んでるビールをぐっとがまんして日曜特訓の子を出待ちする
サドルの低い子の自転車に子を載せて坂道のぼり一気にくだる
勝どき橋をわたる都バスの右窓に東京タワーが見え隠れする

 

11月号の作品月評で藤原龍一郎さんに一首取り上げていただきました。

モニターの石原さとみで涼をとる乗車率200%の朝

 

最近の電車はドアの上などにモニター画面が設置されていて、さまざまな動画が流れている。好きな女優の笑顔が見られれば、満員電車の大混雑も耐えられるということか。単に満員ではなく「乗車率200%」という表現にリアリティがある。

 

そして、Selectionでも小野澤繁雄さんに引いていただきました。

小学生ですら暗記してくるスピーチを読むしかできない人でいいのか

 

夏の歌会に出した歌が、秋の号に掲載されて、冬になって評をもらうのはうれしいですね。
感想などありましたらお聞かせいただけるとうれしいです。

 

身辺雑記(1/1〜1/6)

1/1(火)

あけましておめでとうございます。
子の受験を控えているためか、例年よりも年末年始という感じがあまりしない。

お雑煮を食べたあと、妻は実家に行くとのことで、子の書き初めにつきあう。(いいやつを選ぶだけ)

模試やテキストの間違えた問題の復習をする。問題文をしっかり読む、図を描く、小さい数で試すなどアドバイスらしきものをしてみる。

たなくじは「大たな吉」。オオタが入るとちょっとうれしい。

何となくけだるいままに一日を過ごしはやめに寝る。

 

1/2(水)

1月2日といえば箱根駅伝なわけですが、わたしの母校が出場するわけでもなく、高校の地元の通学路がばっちりコースと重なっているので、毎年楽しみにしているのです。

2区(二句ではない)の難所と言われる坂の上に母校(高校)があるのですが、そこから戸塚中継所(当時住んでいたところの近く)までがほぼ通学路でした。

今年は、青山がぶっちぎって完全優勝かなと思っていたので、混戦のレースは復路も楽しみ。早稲田はシード確保できるとよいのですが。

子どもは今日から塾なので、妻と「ボヘミアン・ラプソディ」を観にいく。

妻の影響でQueenもわりと聴いていたのですが、劇場で聴くとインパクトがありますね。いろいろと考えさせられることが多い映画でした(妻は号泣していました)。

夕食は寿司。新年なので気分をあげていきたい。

 

1/3(木)

復路も見ごたえのあるレースでした。東海大学の皆さまおめでとうございます。2区と5区が上り坂のイメージがあると思うのですが、8区の上りも結構大変なのです。早稲田は予選会でした。

今年の三が日は塾の送り迎えと映画くらいで(自転車か徒歩)のんべんだらりと。

佐藤優『獄中記』を読む。自身のベースはキリスト教というところに強く感銘を受ける。大事なことは聖書にかいてあるのだ。

社交的ではないのに社交をしすぎているのが大変なので、今年は内省の時間を多めに取りたい。

 

1/4(金)

仕事始めです。年末にがんばった(当社比)ので、年始は比較的穏やかにスタートです。

飛び石的な出勤は何となく気が重い。まあ、いればいい感じだと思うので定時であがる。

八重洲ブックセンターに寄り、大辻さんの『佐藤佐太郎』、角川ソフィア文庫の『万葉集』、『山頭火句集』を手に入れる。

話題の新刊を追うのは、はっきりと無理なのであら熱が取れた頃にもう一度検討する作戦でいく。

 

1/5(土)

連休なのか普通の土日なのか分からない感覚。通院していた病院が休みなのでおとなしくしている。

日々のクオリアは染野さんと平岡さんから、花山周子さんと生沼さんにバトンタッチ。信頼している方の評を読めるのは幸せなことなので楽しみ。

 

1/6(日)

著作権というか、引用と転載の違いなどを考えはじめると、なかなかうまく線が引けない。短歌は引用はすなわち全文引用というところもなかなか奥が深い。

もともと吹奏楽とかオーケストラにいたので、著作権が残っている曲をやるときはそれなりに配慮をしていたというか、わりとこういう場合はいくらとか決まっていた感覚があって、世界が変わるとむずかしい。

表現形態によるそれぞれの世界のいわゆる作法的なものとか、死後の著作権が延長されるのは誰のためなんだろうとか。

法律の専門の方の意見やいろいろな媒体に寄稿されている方のポリシーなどを踏まえつつ、できるだけ積極的に良いものを良いと言っていきたい。

もちろんすべての人の意に添うことはできないので、権利のある方からの意思は尊重します。

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日記らしきものを綴るのは何百年ぶりなのですが、なんとなくはじめてみます。

新世代がいま届けたい現代短歌を読む①

短歌ムック「ねむらない樹」の特集「新世代がいま届けたい現代短歌100」を読みます。四人の新世代歌人の選んだ歌を追ってみます。まずは、大森静佳さんの選歌した歌から読みはじめます。

 

ああなにをそんなに怒っているんだよ透明な巣の中を見ただけ
/盛田志保子『木曜日』

ああなにを
そんなにおこって
いるんだよ
とうめいなすの
なかをみただけ

何に怒るかはその人の本質的な価値を現しているのかもしれない。透明な巣は見るつもりがなかったのに、見てしまったものを想起させる。

 

あなたが退くとふゆのをはりの水が見えるあなたがずつとながめてた水
/魚村晋太郎『花柄』(退:ど)

あなたがどくと
ふゆのおわりの
みずがみえる
あなたがずっと
ながめてたみず

あなたが動くことで見えるあなたが見ていた世界を、あなたと水のリフレインと幻想的なリズムで迫ってくる。

 

あなただけ方舟に乗せられたなら何度も何度も手を振るからね
/馬場めぐみ 短歌研究2011年10月号

あなただけ
はこぶねにのせ
-られたなら
なんどもなんども
てをふるからね

ノアの方舟だろうか。受け入れがたい別れに対してもできうる限りの意思を表明したいという強さがリフレインに伝わってくる。

 

イルカがとぶイルカがおちる何も言ってないのにきみが「ん?」と振り向く
/初谷むい『花は泡そこにいたって会いたいよ』

いるかがとぶ
いるかがおちる
なにもいって
ないのにきみが
ん とふりむく

とぶイルカ、おちるイルカ、主体、きみとカメラのアングルが切り替わっていくような感覚が楽しい。

 

おもうからあるのだそこにわたくしはいないいないばあこれが顔だよ
/望月裕二郎『あそこ』

おもうから
あるのだそこに
わたくしは
いないいないばあ
これがかおだよ

おもうからある、わたくしはいない、とデカルトを思わせる深淵なフレーズからの下句に顔の持つ個体識別力を揺さぶられる。

 

短歌ムック ねむらない樹 vol.1

短歌ムック ねむらない樹 vol.1

 

 

2018年11月短歌人東京歌会に参加しました。

こんにちは、短歌人の太田青磁です。

11月25日(日)に短歌人東京歌会に参加しました。この日は文学フリマ東京と日程が重なっていたので、後半のミニシンポジウムだけでいいかなと思っていたのですが、文フリ会場で会った方から詠草少なめらしい、ということを聞いてあわてて駆け込みで参加しました。

出した歌はめずらしく小池さんからこれでいいんじゃない、という評をもらえたので遅れてでも参加してよかったです。(少し前に月詠に出した歌を推敲しました)

後半のミニシンポジウムは佐藤佐太郎の歌を三名のパネリストがいろいろな切り口で紹介してくれました。ここから盛り上がるかな、というところで子どもの塾が終わったと連絡があって、残念ながら会場発言は聞くことができませんでした。

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ミニシンポジウム(佐藤佐太郎)

佐太郎はまだまだ読めていないので、ゆっくりと読んでいきたいです。

文フリの戦利品はこんな感じです。

・近藤芳美クリアファイル
・短歌ホリック3号
・稀風社の経験
・六花3号
・とりま
・ぬばたま3号
・Library2号
・砂糖水
・みたたんか3号
・スパルタの本(句集)
・手稿録

です。予算の都合上断念した書籍・雑誌はゆるく追いかけていきます。

短歌人2018年12月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今月の月詠です。

すっぱりと斜め四十五度に切られた月をしばし見ている

台風一過の運河のみずは鈍くひかり水羊羹のようにゆれおり

夕空にまだらに浮かぶうろこ雲 こわいと言われればこわい気がする

自習室が閉まる十時はサイゼリヤにたびびと算をならんで解きぬ

先生の名前がふたつ並んでる国語便覧「あきのくさはな」 

いよいよ年末が近づいてきました。このところ思うように作品が出せず苦しんでいるのですが、ここはほかの人も通る道なのだろうなと感じています。

感想などお聞かせいただけるとうれしいです。

短歌人2018年11月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今月の月詠です。

モニターの石原さとみで涼をとる乗車率200%の朝
鈍行を乗りついでゆく乗るごとに車両みじかく町はのどかに
雨雲レーダー真紅に染まるセルにいて折りたたみ傘はただの棒なり
マヨネーズ多めで頼む平和園の冷やし中華で夏がはじまる
中華鍋を軽々と振る背筋をビール片手にながめていたり
小学生ですら暗記してくるスピーチを読むしかできない人でいいのか 

マッチ擦るつかのまの海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや
寺山修司『空には本』

「特集*前衛短歌は勝ったか負けたか」に、寺山修司の歌と短いエッセイを寄せています。若き日の短歌との出会いについて書きました。この歌を当時はうまく読み解けなかったのですが、格好いい短歌がいい短歌なのかという命題は持ち続けていたいものです。

感想などお聞かせいただけるとうれしいです。

短歌人2018年10月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。

今月の月詠です。

明け方にあるいた川沿いの道をもう一度あるく夕まぐれ

この夏はなぜかやたらとぼんやりしていて、全国集会に出した一首を送るのが精いっぱいでした。どこの川なのかは分かる人には分かるかもしれません。

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鳴りやまぬ電話のベルを聞いていつ 誰も映らぬモニターの中に

Selectionでも一首引いていただきました。ありがとうございます。

感想など聞かせていただけるとうれしいです。

 

短歌人2018年9月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。

今月の月詠です。

冷麺を食みつつ歌集の話せり盛岡に暮らす高校生と
不来方のお城へ向かう朝まだき吸われし空は雲に隠れて
サンビルに四人が集う 文フリは同い年に逢うための旅
旅先に当たりの喫茶店あれば再び訪なうのが習いなり
山に囲まれ育つ人には山々が絶対的な安心とわかる
朝に夕に川沿いを歩む このペースで暮らせる街は住みたくなる街

6月に文学フリマ岩手に行きました。今年に入ってから文フリの歌ばっかりですが、感想などお聞かせいただけるとうれしいです。