第2回「現代の歌人を読む会」を開催しました。
こんにちは、短歌人の太田青磁です。
土曜日の午後に、二回目となる「現代の歌人を読む会」を開催しました。雪の予報に慌てながらも、集まってくださった方々とともに、横山未来子さんと大松達知さんの歌を読みました。
テキストは小高賢さんの『現代の歌人140』に加えて、山田航さんの『桜前線開架宣言』からも取り上げてみました。
うたの内容は改めて書きたいと思いますが、この日話題となったのは、歌人のプロフィールを元に作品に向き合うことが初心の人にとって良いことなのかどうか、ルビという表現はどこまで許容範囲とすべきなのか。
簡単に答えは出ないテーマで、これだけを話しても時間が足りないくらいなのですが、アンソロジーを読む以上、数を絞っても1首1首に意識を向けたいと感じました。
横山未来子さんの静かな強さとかなしみの表現に、大松達知さんのウィットに富んだ外国語の使い方に、「心の花」と「コスモス」のスタイルの違いも感じることができました。
進行はやっぱり難しく、気がつくと時間は過ぎていってしまい、まとめの時間が取れなかったのは反省です。
来月は、松村正直さんと梅内美華子さんを取りあげる予定です。日程が決まりましたら、ご案内します。
参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
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