こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今月の月詠です。
ひと駅をあるく ひと駅たびをする ひと駅ぶんのわたしがわかる
点滅が近づいてきて点滅はロードバイクとともに去りゆく
チョークにて〈ここで夜景をお楽しみください〉狭きわが家のベランダなれど
子のつくるソラマメひとつ置かれあり噛めばたちまちハイチュウ満ちる
計算が苦手な吾子が計算を解きおえるまで黙る苦しみ
連日連夜尾崎豊を妻は聴く何かが蝕まれる心地する
2018年から会員1欄に作品が掲載されることになりました。初心に帰って短歌と親しんでいくとともに、短歌人のよさをもっと深く感じて、もっと伝えていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。