短歌人2017年10月号
今月の月詠です。
整理券をお取りくださいというバスに揺られて向かう石切場まで
塩を舐め四千回も鶴嘴(つるはし)を振るいて切りし頃もあったと
天然の冷蔵庫なり石室(いわむろ)にドンペリも備蓄米も格納されて
極彩色のライトはるけく十字架と石棺並ぶ部屋を照らして
特撮のワイヤーロープをくぐらせし金具が石に突き刺さりおり
8月の短歌人夏期全国集会は宇都宮で開催でした。すこし前乗りして近郊の大谷記念館を砺波さんと葉山さんと見学しました。
短歌人10月号を読むと、夏季集会の熱気が昨日のことのように感じられます。相田さんやまともさんの歌はすっかりあるべきところにある感じで頼もしいです。
感想などお聞かせいただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。