短歌人2017年9月号
今月の月詠です。
北鎌倉のホームは狭し降りたてば心太(ところてん)のごとく押し出されたり
明月院への参拝の列長ければ早々にスルーする軟弱なわたし
道の辺の紫陽花は日に褪せておりスーダンの地の前線思う
自販機に取り付けられた栓抜きで栓抜くときの壜の手ごたえ
建長寺武門の寺の面立ちに気持ち背伸びす風吹きぬけて
6月に参加した花咲歌会の鎌倉吟行を一連にしました。特集以外で連作を月詠に出すのははじめてでした。ご一緒してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
書評が終わりひと段落ではあるのですが、読んで書くことも習慣にできればと思っています。
感想などお聞かせいただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。