太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

短歌人5月東京歌会に参加しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。

5月8日の日曜日に池袋で短歌人の東京歌会に参加しました。

歌人の東京歌会は1月、2月、8月を除く毎月、主に池袋の会場で開催されています。今月は48首とかなりの分量を、4時間休憩なしで評をしあいました。

歌人の東京歌会では、事前に葉書で係の方に詠草を送り、番号つきの無記名の詠草集が配られます。互選はなく、それぞれの歌を座席順に第一評者が披講して評を述べたあと、司会の指名、挙手というかたちで数名の方が評し合い、編集委員(短歌人の選者の方々)に総括していただく感じで進みます。

時節柄でしょうか、震災詠や憲法についての社会詠が多かった印象です。私も、23条をもとに作った歌を出詠しました。

個人的には、無知をさらけ出すことになってもできるだけ挙手していこうと思っていたのですが、押しの強さに欠けるところもあり、発言をひっくり返されることもありました。

編集委員(選者)の方の評を伺い、歌のどの部分を持っていい歌とするのか、言葉が効いているとは具体的に何を持って判断するのか、不要な要素は何なのか、などなど、読むことに対するポイントを実例を通して学ぶ機会が持てることが大きなメリットです。

歌会のあとは「朔太郎の短歌」について、かわすみさとるさんがしっかりとしたレジュメと熱のこもった発表をしてくれました。詩人として、名を残した朔太郎が若書きの短歌をどのように捉えていたかについては、詩作を含めて改めて考えて見たいと思います。

今月は結社の勉強会もあり、少しイベント続きですが、個人で企画している読書会の準備もすすめていきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。