第3回「現代の歌人を読む会」を開催しました
こんにちは、短歌人の太田青磁です。
第3回現代の歌人を読む会を開催しました。
はじめてご参加くださった方、3か月ぶりにいらしてくださった方、続けていらしてくださった方に囲まれて、短歌を鑑賞することができました。
今日は、松村正直さんと梅内美華子さんの歌を読みました。
松村正直さんの歌からは、広島の川に寄せた投下する者が見たであろう風景の描き方、携帯電話を持たざる少数の立場を選ぶという矜持のような思いを感じ取ることができました。
梅内美華子さんの歌からは、「それは灰」という初句からの、骨、祖母といった時間軸の逆転する連なりが生みだす悲しみを、竹林や白といったモチーフの持つ女性性を味わうことができました。
ご参加くださった方々とフランクに話をしていく中で、少しずつ歌の深さを感じることができました。
後半は、少し駆け足になってしまいましたが、助詞や助動詞の持つ効果や、一読して意味がとれない歌をほかの歌と比べて読みながら、作者の社会に対するスタンスを話したりと、充実した時間を過ごすことができました。
次回(4月開催予定)は、大口玲子さんと吉川宏志さんを取り上げます。
日程を調整してご案内をいたしますので
ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
メール seijiota1203☆gmail.com (☆を@に変えてください)
ツイッター @seijiota
どうぞよろしくお願いいたします。
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