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太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

鳥歌会 with 倉野歌会に参加しました。

はじめての方でも気軽に参加できるをコンセプトとして全国各地で開催されている千原こはぎさんの鳥歌会と、未來黒瀬欄の倉野いちさんがこちらも初心者向けに開催している倉野歌会が合同して開催した「鳥歌会 with 倉野歌会」に参加しました。
参加者は18名、詠草のみの参加の方が1名、主催の2名を合わせて会議室がいっぱいになるくらいの盛り上がりです。

詠草は事前にインターネットの投稿フォームから送り、開催前に全詠草が参加者に伝えられるというスタイル。
当日は詠草がゆったりとしたスペースの小冊子に印刷されていて、メモのページもあって書き込みがしやすいという至れり尽くせりな準備に歌会への愛を感じます。

進行は、一首ずつ司会が第一評を当てていき、続きは挙手をしながら自由な雰囲気で歌を読みあう感じで進みました。
前半はこはぎさんが司会、後半は倉野さんが司会をつとめ、うまく場を盛り上げてくれます。

私の詠草と、いただいた評です。

  朦朧をネクタイ絞めて振り払い電車飛び乗る月曜の朝(太田青磁)

 朦朧は単独として名詞で使えるのか、朦朧とした状態であることは分かるが違和感がある。
 動詞、特に複合動詞(絞める、振り払う、飛び乗る)が多すぎて、動きが忙しい。
 歌意は書かれているとおりで意味は分かるけど、作者自身の具体的な言葉がないと、あるよねという共感だけしか伝わらない。
 ネクタイを締めたぐらいで、朦朧とした状態は振り払えるのか、電車に乗っているときにも続くのでは。


全首評を行った後、投票用紙が配られてひとり2票まで選歌します。2票をまとめて一首に入れても、2首にわけて選をしてもよいとのことなので、事前に選んでいた歌の評価は変わらず、2首を選んで選歌しました。

首席の方が鳥賞、鳥賞を獲得した人が選んだ歌が雛賞として表彰されたあと、倉野さんの選が倉野賞として賞品が渡されました。

自分の歌には点が入らなかったものの、選んだ歌が雛賞を受賞しうれしく思います。

作者が発表されてから、疑問に思った歌意を直接本人に聞けるという早めの懇親会状態がスケジュールされていて、面白かったです。

歌人の歌会は選がなく、時間いっぱいまで評をした後ものすごいスピードで作者が公表されるので、選歌や表彰式は新鮮でした。
他の歌会は先に選をするところもあるようで、歌会のスタイルにも主催や結社の思いが出るのだなあと感じました。

懇親会も含めて大いに盛り上がりました。こはぎさん、倉野さん、参加者の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。