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太田青磁の日記

There's no 'if' in life… こんにちは、短歌人の太田青磁です。

柴田葵「生活をする」を読みました。

こんにちは、短歌人の太田青磁です。柴田葵さんの歌壇賞応募作「生活をする」30首にを4名の評者が書いた評が、ネットプリントで配信されました。それぞれの違う角度から寄せられた評は読みごたえがあり、楽しく読むことができました。せっかくなので、わた…

短歌研究2月号「相聞・如月によせて」

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌研究2月号の「如月・相聞に寄せて」から、鳥居さんの連作を中心に引用します。 【指先】 指先でひかりを剥いでゆくやうにあなたのしろいページを捲る/「bibliophile」鳥居 暗やみにふれようとする指その指の冷たい…

「見切られた桃」武田穂佳 短歌研究新人賞受賞後第一作

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌研究新人賞を受賞された武田穂佳さんの受賞後第一作を読みました。この連作も予想通り読み応えがありました。11月号も新進気鋭の新人として紹介されているのですが、まずは「見切られた桃」を読んでみたいと思います…

2016年を振り返って

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 2016年の短歌活動を振り返ってみます。 歌を詠むという点では、今年はこれといった進歩がみられずもどかしい一年でした。欠詠しないという最低のラインをギリギリ越したという実感です。 歌を読む場を作る、人と出会う場…

2016年自選五首

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 2016年に発表した歌から、五首を紹介します。 原発を再稼働します 防災は各自治体にお任せします /短歌人2016年5月号 社会詠をしておかなければという思いが先走っている感じでした。結社の方に好意的な評をいただき励…

一歌談欒 vol.3(笹井宏之「まちがえて図書館を建てたい」追記しました)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 各自が自分のメディアで一首評をする「一歌談欒」の3回目です。今回は笹井博之さんの透明感にあふれる歌を取り上げます。 この森で軍手を売って暮らしたい まちがえて図書館を建てたい/笹井宏之『ひとさらい』(『えー…

一歌談欒 vol.2(中澤系「理解できない人は下がって」)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 各自が自分のメディアで一首評をする「一歌談欒」の2回目です。今回は中澤系さんの代表ともいえる歌を取り上げます。 3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって /中澤系『中澤系歌集 uta0001.txt』 3番線…

一歌談欒 vol.1(今橋愛「おめんとか」)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 各自が自分のメディアで一首評をする「一歌談欒」というイベントが始まりました。初回は今橋愛さんの歌です。 おめんとか 具体的には日焼け止め へやをでることはなにかつけること /今橋愛『O脚の膝』(山田航編『桜前…

うたつかい2016年秋号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 うたつかい2016年秋号に掲載された歌を紹介します。 「島を離る」 吾の名を呼ばれたようで振り向けば見渡す限り一面の海 急坂を斜めに昇るエレベーター グラバー園へと吾を誘(いざな)う 軍艦の姿に似たる島影は昭和の…

「短歌の本音」が公開されました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 インターネットで短歌を楽しんでいる方々と一緒に、短歌のエッセイを出しています。企画力・編集力抜群の中村成志さんの編集です。 執筆はchariさん・中牧正太さん・牛隆佑さん・笛地静恵さん・泳二さん・篠田くらげさん…

武田穂佳「空が明るい」 第59回短歌研究新人賞作を読んで

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌研究9月号は新人賞の発表号となるため、書店からあっという間に売れてしまうようです。今年の新人賞は象短歌会・早稲田短歌会に所属されている武田穂佳さんの「いつも明るい」でした。 最初に読んだ感想として、一…

第5回「現代の歌人を読む会」を開催しました(前田康子さん・江戸雪さん)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 6月26日の日曜日に第5回現代の歌人を読む会を開催しました。今回もはじめてご参加くださった方、久しぶりにいらしてくださった方、続けていらしてくださった方に囲まれて、短歌を鑑賞することができました。 第4回の開…

未来夏韻集首都歌会に参加しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 未来夏韻集(大辻欄)首都歌会に参加しました。新宿の会議室に朝9時という早い時間にもかかわらず、心の花、塔、かりんなど他の結社の方々、未来の「彗星集」や「陸から海へ」など他の選歌欄の方々もいらして20名ものに…

「R-2ぐらんぷり2016春」に参加しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。インターネットで年に2回開催される「R-2ぐらんぷり2016春」に参加しました。 http://sing-for.month.jp/open.php?no=86この歌会は、ふたりでコンビを組んで短歌を作る歌会です。今回のテーマは「遠」えんどうけいこさん…

さまよえる歌人の会に参加しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。石川美南さんが、中心となって行われている「さまよえる歌人の会」に参加しました。短歌人の複数の方からおすすめされていた会でもあり、勉強会の進め方も気になっていたところ、ツイッターで空きがあると聞いて申し込み…

『ここからが空』春野りりん

こんにちは、短歌人の太田青磁です。短歌人の春野りりんさん第一歌集『ここからが空』を紹介します。 歌集を一読して、日常の何気ない音を音楽として捉えている歌がとりわけユニークである。 電子音かぶさりあへる朝七時家はふくらむ楽曲の函電子音はアラー…

第3回「現代の歌人を読む会」を開催しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。第3回現代の歌人を読む会を開催しました。 はじめてご参加くださった方、3か月ぶりにいらしてくださった方、続けていらしてくださった方に囲まれて、短歌を鑑賞することができました。 今日は、松村正直さんと梅内美華…

3/5 第3回現代の歌人を読む会のご案内

こんにちは、短歌人の太田青磁です。現代歌人のアンソロジーを読む会のご案内です。 3/5(土)13:00〜15:00 第3回「現代の歌人を読む会」を開催します。 今回のテーマは松村正直さんと梅内美華子さんです。 会場は東京駅の近くです。事前の準備は一切不要で…

うたらばブログパーツ「無」に採用されました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。うたらばブログパーツ テーマ「無」に採用されました。 まさかの一席です。 オーボエの「ラ」を受け取ったコンマスが無言で示す戦闘準備(太田青磁)http://www.utalover.com/tankas.html#tankaこの歌は去年の高瀬賞(短…

短歌人2016年2月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。 短歌人2016年2月号 会員2(太田青磁) 「羽生さん」とあればはぶさん「羽生君」とあればはにゅうくんと読んでしまう 氷上の羽生結弦は和の調べに正確無比のジャンプを決める 挑戦者の気持ち…

歌会たかまがはらに掲載されました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。歌会たかまがはらの1月号に投稿した歌を「当日発表できなかったけど気になった短歌」に選んでいただきました。題は元カレ・元カノです。 元カノの面影に似たアイドルを妻に内緒で推している夜(東京都 太田青磁さん)

NHK短歌2月号に掲載されました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。掛けてみるいのちの電話はつながらず死にたい人はたくさんいるらしNHK短歌2月号 佐佐木幸綱選「いのち」佳作掲載誌には本名で出ています。NHK 短歌 2016年 02 月号 [雑誌]出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/01/20メ…

第2回「現代の歌人を読む会」を開催しました。

こんにちは、短歌人の太田青磁です。土曜日の午後に、二回目となる「現代の歌人を読む会」を開催しました。雪の予報に慌てながらも、集まってくださった方々とともに、横山未来子さんと大松達知さんの歌を読みました。テキストは小高賢さんの『現代の歌人140…

第1回「現代の歌人を読む会」を開催しました(後編:斉藤斎藤さん)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。開催から少し日が開いてしまいましたが、年末の12月26日に第1回「現代の歌人を読む会」を開催しました。小高賢さんの『現代の歌人140』の読書会をやりたいと思いインターネットで呼びかけたところ、興味を持ってくださっ…

第1回「現代の歌人を読む会」を開催しました(前編:永田紅さん)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。開催から少し日が開いてしまいましたが、年末の12月26日に第1回「現代の歌人を読む会」を開催しました。小高賢さんの『現代の歌人140』の読書会をやりたいと思いインターネットで呼びかけたところ、興味を持ってくださっ…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。 短歌人の太田青磁です。 田子の浦ゆ三百キロのスピードで初冠雪を車窓に望む(太田青磁/「東下り」)今年もよろしくお願いいたします。NHK 短歌 2016年 01 月号 [雑誌]出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/12/19メディ…

2015年を振り返って(後編)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 この一年間はいろいろなことがあったのですが、昨日に続いて、短歌についての出来事を振り返ってみようと思います。第5位 「現代の歌人を読む会」を開催しました「現代の歌人を読む会」という読書会を開催しました。12…

2015年を振り返って(前編)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 この一年間はいろいろなことがあったのですが、短歌についての出来事を振り返ってみようと思います。第10位 はじめてのネットプリント「音符に抱かれて」を配信しました夏に開催されたネプリ祭りという企画の中で、ネッ…

短歌人2015年11月号Selection

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 11月号に掲載された作品がSelectionに選ばれました。短歌人2015年11月号会員2 Selection 畑中郁子選 作者の視点と感性が新鮮に心にひびき感動をもらえた歌 会費制懇親会の会費欄に時価と小さく記されており選をいただき…

短歌人2016年1月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2016年1月号 会員2 太田青磁 ドの音を二回 汽笛を響かせてフェリーは離る五島の島を 軍艦の姿に似たる島影は昭和の廃墟として迫り来る 国内初鉄筋コンクリート住宅に窓枠だけが四角く残…

「第1回現代の歌人を読む会」を開催しました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。東京駅近くの会議室で、第1回現代の歌人を読む会を開催しました。 小高賢編著「現代の歌人140」から永田紅さんと斉藤斎藤さんの歌を二時間かけて、ゆっくりと読みあいました。今日の参加者は9名、結社に入っている方が…

第18代うたの人に参加しました。

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 11月の「うたの日」で花束を取ることができ、7カ月ぶり三度目の「うたの人」に参加しました。 http://utanohi.everyday.jp/hito/page.php?id=18今回の題は「数」でした。 すう、かず、かぞえると考えていたので、具体的…

短歌研究1月号「うたう☆クラブ」に掲載されました

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 NHK短歌1月号に続き、短歌研究1月号にも作品が掲載されました。 「うたう☆クラブ」という応募作からコーチが選び、双方向のやり取りで作品を磨いていくコーナーです。斉藤斎藤さんに歌を読んでもらえるチャンスとばか…

短歌人2015年12月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年12月号 会員2 太田青磁 月を見て酒酌み交わす友あれば浮世のことは水に流そう 積もりたる黄色の絨毯踏みながら並んで歩く外苑の道 風すさぶ駅のホームで自販機の缶コーヒーに暖を…

短歌人2015年11月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年11月号 会員2 太田青磁 喧騒を都会に残し山なみを窓に迎えるビューやまなし号 機械にて切り分けられて人の手でつつまれてゆく信玄餅は 鈴なりの赤き葡萄はやや酸くて黒き葡萄はず…

短歌人2015年10月号 卓上噴水 「風のメロディ」

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 短歌人には見開き2ページで20首掲載される卓上噴水というコーナーがあります。 まとまった数の連作を掲載いただく機会はなかなかないので、ちょっと緊張しています。短歌人2015年10月号卓上噴水「風のメロディ」太田青…

うたの日の歌会

歌が詠めないときは無理にでも題詠をすることで頭が切り替わる、という話を聞いたことがあります。とはいうものの締め切りがないとやっぱり詠めないと感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときは歌会に参加することがモチベーションアップにつながり…

短歌人2015年9月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年9月号 会員2 太田青磁 雨粒はマシンガンにて折りたたみ傘は防御の役目果たせず 砂浜で日が落ちるのを眺めてるあるじをなくした麦わら帽子 クラッカー片手に持って部屋中の明かり…

短歌人2015年8月号(20代30代競詠)

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 例年、短歌人8月号は20代30代競詠という特集があります。 この特集に参加できるのは最初で最後なのですが、ぎりぎりで間に合いました。 普段の月詠は6首ですが、今回は題をつけた8首掲載です。短歌人2015年8月号(20…

短歌人2015年7月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年7月号 会員2 太田青磁 髪を切り衣替えしてまた一つシール柱に貼るせいくらべ 顔あげれば目にやわらかな葉桜の緑のエールまた歩き出す 蹴伸びしてプールに潜む5メートル解き放た…

短歌人2015年6月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年6月号 会員2 太田青磁 自転車の前かごに乗る幼子は春のいぶきを全身に受く カーテンを明るい色に替えました十年続けて住んだ記念に 返された本のみどりの付箋から恋が始まる午後…

短歌人2015年5月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年5月号 会員2 太田青磁 将棋盤に向かうまなざし鋭くも勝ったと告げる声あどけなく 紀伊國屋新宿本店二階奥詩歌コーナーに待ち人来たる 霧雨に煙る光も凛として平成に立つ東京タワ…

短歌人2015年4月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年4月号 会員2 太田青磁 君の髪に自由に触れる美容師のあの指先に軽く嫉妬す 耳元でささやくような風が吹き春の気配がわたしを包む 如月や雲ひとつなき空あおぎ澄んだ空気を深く吸…

短歌人2015年3月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年3月号 会員2 太田青磁 フレームに切り取るように空を見る美術教師の視線を辿る オリオンが南の空に映える夜君を天体観測に誘(いざな)う 静寂に向かう余韻に身を浸す終楽章の指…

短歌人2015年2月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年2月号 会員2 太田青磁 ワイン手に『渡辺のわたし』音読す吟行の日の打ち上げとして 音もなくくびれを落ちる砂時計わたしの時を刻み落ちゆく 舞台には脚光浴びる人あればスポット…

短歌人2015年1月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2015年1月号 会員2 太田青磁 神戻る雨の霜月一日に咲く傘の花大神宮へ 自転車を腕と脚とで引きつけて紅葉横目で登るいろは坂 一度ずつ気温が落ちてゆくような曇り空から朝が始まる 駒音…

短歌人2014年12月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2014年12月号 会員2 太田青磁 大空をカンバスにしてまっすぐにひこうき雲が書く一の文字 あかねさす葡萄酒少し飲み過ぎて葡萄酒色に頬染める君 あかねさす紫色のワイシャツが今年の色と…

短歌人2014年11月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。 今月の月詠を紹介します。短歌人2014年11月号 会員2 太田青磁 月満ちて吾子の生まれた瞬間に十月(とつき)遅れで父親になる わが星の周りを回るあの月の周りを回るJAXAのかぐや 昨日から恋人未満を超えたかも指を絡め…